よくある質問
当社に寄せられる、よくあるご質問と回答について掲載しています。
知りたい情報がない場合、その他ご不明点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
水分測定について
酸素測定について
露点計校正について
その他
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Q.酸素計は流量依存ありますか?
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A.
流量が変更されると、ガス温度や酸素と電解液との相互作用率が変化し、測定値に影響を与える可能性があります。
分析計は、プロセスガスをサンプリングするときと同じ流量で常に校正されることが重要です。
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Q.AII社の酸素センサーは、水素バックグラウンドで動作しますか?
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A.
はい、標準のパーセントレベルセンサーは水素とヘリウムのバックグラウンドガスで動作します。
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Q.電気化学(ガルバニ電池)式酸素センサーの適切な測定範囲を選択したいです。
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A.
AII社の分析器計は、測定範囲を選択できるようになっています。
たとえば、GPR-1600には次の工場出荷時設定範囲があります。
- 0~10 ppm
- 0~100 ppm
- 0~1000 ppm
- 0~1%
- 0~25%
どちらを選択するかは、アプリケーション、および表示されると予想される酸素レベルによって異なります。
アプリケーションに応じた正しい酸素センサーの選定は、弊社までご相談ください。
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Q.圧力は電気化学(ガルバニ電池)式酸素センサーにどのように影響しますか?
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A.
ほとんどの電気化学式酸素センサーは、大気圧下で使用します。
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①物理的損傷
センサーの圧力が突然変化すると、センサーに物理的な損傷が生じる可能性があります。たとえば、隔膜とカソード層にリークが発生すると電解液がプロセスに漏れます。電解液は非常に腐食性が高く、アルカリ性または酸性(XLTセンサー)です。これは、プロセスに損傷を与えるだけでなく、オペレーターにとっても危険です。
- ②流量への影響
サンプルガスの圧力は流量に影響します。サンプルガスが酸素センサーハウジングを通って流れることができるように、サンプルベント圧力は入口圧力よりも低くなければなりません。
*「問題」は個々のアプリケーション、外部要因に応じて大きく異なります。
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Q.温度は電気化学(ガルバニ電池)式酸素センサーにどのように影響しますか?
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A.
酸素を含むサンプルガスは、隔膜を通過し拡散した後、化学反応します。拡散速度は、サンプルガスの圧力と温度の両方に依存します。温度の上昇または低下は、膜を通過する拡散速度を変化させ、次の変化をもたらします。
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①反応時間
ガス温度が低いセンサーセルは、拡散速度が遅いため、ガス温度が高いセンサーよりも応答が遅くなります。センサーの温度が上昇すると、拡散が速くなり、酸素レベルの変化に対する応答速度が速くなります。
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②寿命
温度もセンサーの寿命に影響します。センサーが高温になるほど、より多くのO2が拡散バリアを通過して電解液と反応するため、電解液の消費が速くなります。
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③信号出力]
信号出力は、温度が摂氏1度上昇するごとに約2〜3%上昇します。
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④結露
他のセンシング技術と同様に、センサーの温度は、サンプルガスの露点より5〜10度高く維持する必要があります。そうしないと、水分が隔膜に結露して拡散を阻害する可能性があります。
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Q.水分は電気化学(ガルバニ電池)式酸素センサーにどのように影響しますか?
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A.
ガス中の水蒸気は電気化学式酸素センサーにとって問題ではありません。ガスの流れからセンサーの膜表面に結露する湿気は、センサーに損傷を与えるとは限りませんが、液体の蓄積により、センサーへの酸素の拡散が妨げられ、センサーの機能に影響を与える可能性があります。
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Q.炭化水素は電気化学(ガルバニ電池)式酸素センサーにどのように影響しますか?
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A.
ヘキサンやベンゼンなどの炭化水素液体がセンサーで凝縮すると、膜を物理的に覆い酸素がセンサーに入らなくなり、センサーが測定を行えなくなります。
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Q.サンプルガスの温度が変化している場合、何がお勧めですか?
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A.
ほとんどのアプリケーションでは、分析計の前に0.5〜1 mの1/8”ステンレス鋼コイルを配置すると、サンプルガスの温度が周囲温度と平衡になり、安定します。極端に変動する場合は、コイルを冷水のバス/タンクに配置します。
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Q.電気化学(ガルバニ電池)式センサーの保管方法について教えてください。
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A.
センサーは使用開始前に期限切れになる可能性があるため、事前に(数か月前)に購入することはお勧めしません。
GPRセンサーは、真空密封袋に入れて3か月(XLTセンサーは6週間)持続できます。窒素封入のパッケージに入れて冷蔵庫に保管すると、保存期間をおよそ2倍に延長できます。
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Q.AII社の分析計はどのような認定をもっていますか?
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A.
認定は、FCC、UL、CSA、FM、ATEXなど、さまざまなモデルと規格で利用できます。個々のモデルのデータシートで確認してください。
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Q.Pico Ionとスタンダードセルの違いは何ですか?
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A.
Pico Ionは電解液の組成とセル構造が異なりますが、主要要素は類似しています。
Pico Ionは、UHPガスおよび半導体市場向けに設計されています。
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Q.AII社の電気化学(ガルバニ電池)式酸素センサーの最大圧力はいくつですか?
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A.
センサーは通常、大気圧下で使用します。分析器への入口圧力は最大2 bar gですが、圧力ショックを防ぐように注意する必要があります。可燃ガスで測定する場合、ユニットは最大0.5 bar gで操作できますが、この圧力で校正する必要があります。センサーの破壊を避けるために、圧力調整の場合はゆっくり上げたり下げたりする必要があります。
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Q.どのようなメンテナンスとサービスが必要ですか?
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A.
定期的な現場校正/調整が必要になります(通常は1~3か月間隔)。
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Q.GPRまたはXLTセンサーのどちらを選択したらよいですか?
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A.
ほとんどのアプリケーションの標準センサー「GPR」をお勧めします。CO2が0.5%以上の濃度で存在する場合、XLTを推奨します。XLTは酸性の異なる電解液を使用しているため、CO2(または他の酸性ガス)の影響を受けません。
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Q.アイソレーション/バイパスバルブを使用する理由は何ですか?
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A.
隔離/バイパスバルブは、大気への暴露を避けてセンサー寿命を延ばすセンサーの寿命を延ばすための重要な機能です。センサーがすぐに劣化する高レベルの酸素とセンサーが接触するのを防ぐために、機器が使用されていないときに使用します。また、GPR-1200でも利用可能で、あるポイントから別のポイントに移動するときに微量の酸素を迅速にサンプリングできます。
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Q.校正・修理の返送先を教えてください。
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Q.他社製品を検証/検査することはできますか?
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A.
個別の事例によりますが、承ることは可能です。
PSTジャパン株式会社までお気軽にお問い合わせください。
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Q.日本国内に修理校正サービス拠点はありますか?
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A.
はい、国内サービス拠点は、東京都武蔵野市にあります。
ミッシェル社をはじめ取り扱う全てのメーカーおよび製品に係わる校正設備を整え、メーカーによる技術研修を修了しています。
PSTジャパン株式会社では、メーカーからの技術研修修了書を保有した技術者によるPSTグループおよび販売代理店製品に関する、校正・修理サービスを国内で実施しています。
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Q.取り扱う製品の実物を見ることはできますか?
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A.
はい、取り扱う製品(一部大型製品を除く)に関してデモ機および外観モデルをご用意しています。
ご希望の機種がありましたら、PSTジャパン株式会社までお問い合わせください。